制作風景
7Gem -seven Gem-
あまり知られていない伝統工芸である七宝を、ファッションに取り入れ、もっと身近に感じていただきたいとスタートしたコレクション。
自分のラッキーカラーやお気に入りの色を身に着ければ、心がうきうきします!
純銀板から、ひとつひとつ手作業で形を切り抜き、テクスチャーをつけることで、七宝の色が美しく輝きます。
この輝く色は、永久に色あせることがありません。
とても軽くて身に着けやすく、また「同じ色の組み合わせは2個作らない」1点物なので自分だけの宝物になります。カラーオーダーも可能。
純銀板(four nine: 銀99.99%)を、 糸鋸切りや金切はさみで切り抜く
切り抜いた純銀板を、たがねで打つ たがねで打った跡が、凸凹模様になる
純銀板をやすりで削り、形を整える
線をスチール棒に巻き付け切断し、丸カンを作る
純銀板に、手作りした丸カンを バーナーで、ロー付けする
磨いた純銀板に、七宝釉薬*をのせる 6~7種類の釉薬を使う
約800℃の電気炉に入れ、焼成する 約1分ほどで、七宝釉薬が溶ける
焼成直後は熱い 冷めていくと、釉薬本来の色に変化していく
丸カンを磨き、パーツをつないで 完成
*ロー付け(ろう付け)
金属と金属を接合する方法のこと。ここでは、純銀板よりも低い温度で溶ける合金(ろう)をバーナーで溶かすことで、純銀板と丸カンを接合しています。
*釉薬(ゆうやく)
七宝の絵の具のこと。原料は鉱物や顔料で、焼成前は細かい砂のような状態です。
Ryudo -流銅-
身に着けるだけで いつものファッションが変わる
自分らしく生きる
型にはまらず、自由を楽しむ
To Be Yourself
あなただけの スタイルを
銅板を、バーナーで溶かしながら切ることで生まれる、独特の形。
「余分なものは、ひとつもない」というスタンスで、
「端っこ」や「形と形の間のもの」「偶然できたもの」まで、アクセサリーの「形」として使います。
この「形」を、どのようにして生かすのか
2つとない、それぞれの形を手に取り、色んな角度から眺めて構想を練るのが、一番楽しい時間です。
その形に合うように、タガネで模様を打ち出します。
タガネは丸や楕円、チェックや唐草模様など形は様々。
祖父.宗睦が遺したものや、私.妙が見よう見まねで
作ったものです。
その数、およそ250本。
たくさんのタガネを見ながら、下描きをせず
その時のインスピレーションで打ち目を入れます。
最後に打ち目を入れた銅板に、銀を流しつけています。
Ryudoの一連の制作工程は、祖父・宗睦が得意とした技法でした。
それを、現代的なちょっと変わったアクサセリーとして生かしてみたい、と思ったのが制作のきっかけです。
Wonder Box
小さいとき、誰もがみんな持っていた宝箱
すべすべした石、ガラスのカケラ、鳥の羽、粘土のかたまり
自分のお気に入りが詰まった、宝箱を開けるときのわくわく感
いつの間にか、忘れてしまった
そんな気持ちを思い出し
自由に気ままに、作りました
何が出てくるかわからない、Wonder Box
あなたの宝箱に、胸がときめく一品を